走 行 記 録


LCCO定例走行会(トレールランド神石にて)

[2004-07-26]

 今日はランクル岡山の定例走行会でトレールランド神石に行ってまいりました。今回は熊本から4×4スクランブルクラブの会長さんと センバさんがBJ41Vを買われたので、神石まで来られてました。昼過ぎで帰られたのでそれほどご一緒出来ませんでしたが、また お互いの愛車でご一緒する機会があればいいですね。

 さて、今回はLCCOの定例走行会ということで、キリスト様@HZJ77V、BJモンスター小川さん@BJ74V、NGコケタン@ PZJ70幌、ムーミン谷の住民・児玉さん@HZJ77V、特攻係長@HZJ70幌、私@PZJ70幌の6名6台が集まりました。

 自分としてはおよそ一年ぶりの神石です。地形はほとんど変わってませんでしたが、少々草ぼうぼう、倒木もあったりして少し走り辛い 処もありましたが、概ね楽しく走ることが出来ました。朝の9時に到着して、途中2時間ほど休憩しましたが(子供が車の中で寝てたりして) 5時間ほどはミッチリと走り込みました。今回の私のテーマは「フロントタイヤを安定させて谷方向にズラす」というのを前回もしていた ので結構熱心にやってました。あまり上手くいきませんでしたが(笑)。

 前回のトライアルで左前方宙返りの曲芸技を披露してしまって、治ってきたばかりの車で来ていた特攻係長さんのリハビリのお手伝いも させて頂きました。よく「転倒のリハビリ」というとコケた処と同じ場所を何度も走ってみるとか、少しずつ体を傾斜に慣らしていく・・ などということをするのを聞きますが、今回は少々違う手を使ってリハビリするのをオススメしました。その「少々違う手」というのは 下で紹介させてもらってます。

 「繊細な操作をする」ということは繊細なステアリング操作、アクセル操作、クラッチ操作、ブレーキ操作などがどれも欠かせませんが、 その中でも特に今回は「ブレーキ操作がいかに重要か」というのを改めて痛感させられた今回の走行会でした。

 




火の国よりお越しの4×4スクランブルの会長さんとセンバさん。広島にBJ41Vを買いに 来られたので神石まで脚を伸ばして頂きました。 私は皆より一時間早く現着していたのでその間、走り込みをしていました。LCCOの皆と かいちょさんは一緒に来られたのですが、なかなか最後尾のキリスト様がコースに上がって来ません。特攻係長から「下で面白いことに なっているよ」と連絡があったのですが、どうも入り口の溝でコケたらしいキリスト様(笑)。 う〜ん、こんな所にもサンドウォームが繁殖しています。露西亜(北海道ともいう)から パソコン経由でウイルス感染していた特攻係長からさらに感染したのかど〜かは判りません。
今回はあまりNGコケたんの画像が残ってません。相変わらず傾けてグルグルと走り回ってます が、私との走り方とは大きく違って、トライアル系な走りをみせてくれてます。 かいちょさんも今回買われた41で軽く走ってみてますが・・ご自分の愛機とは随分と違う ようですのでムリはしてません。 かいちょさんが帰られる前にお約束な全員集合の写真を撮ってみました。車を扇型に並べたり はしてません(苦笑)。多くの道を一般道で帰られたそうで、12時間以上掛かったそうです。
とりあえず今回は前後オープンデフのままで可能な限り、@粘らせる、Aいろんなラインを 試す、B車に負担をかけずに這う、Cフロントタイヤを谷方向に横にズラす、ということを積極的にしてます。 月型のV字溝に横から進入して、「揺り返しステア(前後に車を揺らしながら微妙に車の位置 を変えていくステアリング操作)」を多用してフロントを右へ右へとズラして、トラクションが最もよく掛かる場所や、ボディがヒットしない 場所を微妙に選びながら這っていきます。 右前・左後のタイヤが対角線に浮いてますが、構わずグルグルとタイヤを廻してますが、ボディ がブルブルと揺すれたり足回りがガタガタ暴れたりするジャダーも少ない。偶然そういうセッティングになっているみたいですね。タイヤが グルグル廻っている状態ですが、少しだけステア操作をしてみたり、左足ブレーキを少しだけ試してみたり、エンジン回転を限界まで落として みたりして、車の前進力を稼ぎ出す訓練をしてます。
引っ掛かる抵抗が大きい場合はムリせず前後に揺すりながらライン補正して前進。どうも最近、 トラ中な方がボディやタイヤが引っ掛かった状態で無理矢理車を前進させていたり、グリグリと据え切りをするのを見ると、車からの悲鳴が 聞こえてくる気がしてしまいます。 以前、ここで左側のタイヤを前後とも落として技を使って前進する訓練を提案したことがあり ましたが、やや山側が削れてきているので、難易度は低くなっています。今は右側のタイヤを前後とも溝に落としたまま登り切る方が難易度 は高いでしょうね。 この車よりロングホイルベースな車だと右後ろタイヤが溝から上がってしまう傾向が強いですが、 その場合は左側の斜面を大きく登ってきて、右後ろタイヤを溝の底に落とすラインを選択すると難易度は上がります。この体勢からだと、 右方向に抜けた方が重力の助けも借りれるのでラクに抜けれますが、左方向を少しでも狙うと難易度は上がりますので、いろいろな技を ここで試しています。
20度ほどの傾斜があるので結構これも乗っていると怖いのですが、コケたりすることは そうある訳ではないので、いろんなラインで下りるのを試してます。この程度の斜面が私は好きですね。ジワ〜ッと動いているのか止まって いるのか判らないほどの速度で下りるのが最近のマイブーム。 斜めに下りるのでは面白くないので、尾根にあたる場所を前後タイヤで対角線に踏んだままで 下りるのを試してます。これも細かい処を狙うと結構面白い。これに限らずいろいろなラインで試しました。 また同じV字溝に下から進入してますが、V字溝を又越すような陳腐なラインは選らばずに 溝の入り口にあるコブを越えて、別の面白いラインを狙ってます。
コブ越え自体は大したことないですが、エンジンを限界まで粘らせながらというのは難しい。 ここに限らずエンストを多数させてますが、これは未熟なので仕方ない。そのうち上手くなります(^^;)。脱線したので元に戻しまして、 コブ越えしたら対角線にタイヤが浮くので、ここでもそのまま通過するには技を使う必要があります。 尾根を又越すように前進。ここから溝の底にフロントタイヤをズリ落とすラインを狙います。 タイヤを谷方向に向けずに、進もうとする方向に真っ直ぐしたままズリ落としながら進むのが ミソです。ここはそれほど傾斜がきつくないので、練習や体慣らしにはもってこいな地形といえます。
V字溝を又越して抜けずに真っ直ぐ正面の斜面を登ります。自分の車では対角線にタイヤが浮く ので比較的難しい登りです。自分の車では、右に見えている木のギリギリを狙って登ると難易度は上がります。 なるべく木に寄せながらトロトロと登りました。 わざと木にギリギリまで寄せながら右へとタイトターンしてます。タイトターンといっても トライアルじゃないので、前後に揺すりながら細かく細かく操作して寄せていますので、それほど難しくない操作ですが、スムーズな操作を 繰り返すとより近くまで寄せることが出来ます。。今は木にギリギリまで寄せていますが、幌と木との距離は約1cmほど。下が荒れてない 地形でのことですので、比較的簡単ですね。木が一本あればこんな風に遊べます。
さらに揺り返しステアを使ってグルっと廻りこんでますが、これまた木にギリギリ寄せるライン を狙っています。 左前タイヤが小さなコブを越えようとするので木が幌に接近してしまいます。ジワジワと動いて いるのか止まっているのか判らない程度の速度で這っているのでジワ〜っと完全停止しても車は揺れませんが、普通な感覚でグルッと廻って ギャっとブレーキングしたりすると、同じラインを通ったとしても派手に車は揺れて木にボディがヒットすることになる。 前後に車を揺らしながら少しずつ左にステアを切ってバックしてます。車が下を向いている 状態だと特に前輪に荷重が掛かるので据え切りは車に良くない操作でしょうね。
右後ろタイヤで木の根っこの盛り上がった処を踏んでいるので、木とボディは遠くなります。 左に切り込んでいるので右前タイヤが溝に落ちるのでもう少し進むとユラユラと車が揺れてくれます。「犬ション」も普段から積極的に 練習してます。当然犬ションになった瞬間というのは、車はフラ〜っと急に前進しようとするので、ブレーキをその瞬間に強めに踏んで やって速度を一定に保つ努力をしてます。あくまで努力ですが(汗)。 溝に沿って左に進まず、真っ直ぐ進むと今度は左前が溝に落ちるので、今度は反対側に「犬 ション」してユラユラと揺れます。ジワ〜っと繊細なブレーキングの操作をするも良し、わざとラフなブレーキングをして車をユラユラと 揺らすも良しです。いろいろと試しながら遊びましょう。 溝の底に緩やかに接地した左前タイヤの微妙なグリップを感じ取りつつ、そのまま前進して 溝を真っ直ぐに越えます。もう少し左に抜けた方がタイヤが下方向にズレようとするので、面白いかもしれませんね。
すぐに左に向きを変えて、今度は溝に斜めに進入しようとしてます。 これも谷方向にステアを切ろうとせず、真っ直ぐにタイヤを向けたままにするのがミソ。 ちょっと見難いですが、左前タイヤの直前に小さな岩があってそこで引っ掛かろうとするので、真っ直ぐ抜けようとするとそこで 引っ掛かってタイヤの向きも向かって右に強制的に変わろうとします。その場合はこれまたリバースでの揺り返しステアを使いながら 少しずつステアの向きを変えて引っ掛かるポイントからタイヤを逃がしていきます。 ・・・で脱出完了。これは徘徊している一例ですが、こんな具合に「あ〜でもない、こ〜 でもない」と考えながら普段から這いズリ廻ってます。同じような考え方で「少しでも難しいラインを狙って」とか「課題を決めて走って みよう」などと考えながら走っていると、神石というコースは非常に狭い箱庭みたいなコースで、一般的に言うと「狭い」とか「すぐ飽きる」 などと言われることが多いみたいですが、そんな話を聞く度に「遊び方を知らねーだけじゃん!・・・間違いない」などと思ってます。
この画像を撮ってくれているのは長男なんですが、子供に向かって「あれあれ!あれを撮って くれ!」と叫んでます。何を撮れと言っているのかというと・・・ 児玉さん(別名:ムーミン谷の住民)@HZJ77Vがデカタイヤを又越してハマってしまって ます(笑)。 前後どちらに動いてもどこかに引っ掛かるようなタイヤの大きさとなっております。さらに悪いことに このタイヤのホイルは残っているので、派手に割れたホイルが上に向いていて、このまま暴れると下回りの損傷がどれだけ酷くなるか 想像がつかなかったので、すぐさま道具による脱出をオススメさせて頂きました。
おにゅーなハイリを取り出しました。そこらへんにコロがっている岩だけを使って脱出させる と「岩工作」というあだ名が付いてしまいますが、ここではハイリで持ち上げてタイヤの下に岩を積んで脱出させる方法を選択しています。 今度、サンドウォーム氏(旧姓:岩工作氏)に効率の良い石積みの技を教えてもらうとよいでしょう(笑)。 暑い中、麦わら帽を被って脱出作業に没頭中。誰の手も借りようとしてませんし、誰も手を 貸そうとせずに放置プレーしているのがなんとも私たちらしいですね(笑) 脱出成功!ですが、ボンネット上に載せっぱなしにしておいた皮手が落ちて踏んでしまってます。 暑いのと楽しいプレーが重なって、脳みそは蕩ける寸前だったみたいですね。
さて、転倒のダメージなどどこ吹く風といった風情が漂うキリスト様@LCCO会長。 あちこち走りこみをしてますが、リアサスが派手に動くとリーフからペキパキと嫌な音が響きます。後日組み換え予定だとか。 児玉さんも熱心に走り込みしてます。 え〜、またまた私ですが。フロントタイアを高い処から横にズラす練習をしてますが、なかなか 上手くいきません。派手にクラッチを繋いでみたり、派手にブレーキを強めに踏んだりして強制的にフロントタイヤが谷方向に横滑りするのを 誘発しようとしてます。こういう「受身」な操作も普段から少しずつしておくと、きわどい処を攻めていて「ズルッ!」とフロントタイヤが 谷に流れたとしてもパニックになる度合いはやや少ない・・・自分もまだ「多少少ない」という程度ですが。
前回のトライアルで右前回り受身が失敗して大破してしまったHZJ70幌。ボディ色も白から ガンメタへと変わりました。彼のリハビリのお手伝いをさせてもらってます。この場合、上の方で私もやっている「V字溝に右側タイヤを 前後とも落としたままで通過」というのを彼にしてもらってますが、普段は溝は又越すというのが癖になっているので、こういうラインは なかなか選んで走る機会がないみたいで、結構緊張しているようです。 「厳しい処をドンドン攻めて転倒のトラウマを無くしてしまえ!」というのはちょっと考え物 ですので、彼に「揺り返しステア」を具体的に教えて差し上げました。左の画像のように真っ直ぐ斜面を登った状態から揺り返しステアを 利用しながら少しずつ少しずつ向かって左へ左へとフロントをもってくる練習をしてもらってます。 ラフな操作(例えば勢い良く下がってラフなブレーキング)をすると、「グラ〜」っと車が傾く ことがありますし、据え切りをするとそれだけで狙っているラインからズレる場合があるので、緩やかに繊細に前後に車を揺すりながら少しずつ、 少しずつと車を移動させてやれば、より安全に狙った所に車をもっていくことが出来るので、ここより難易度が高い場所なども心に余裕をもって 攻めたりすることが出来ると思っています。
自分の場合は、この場面でいうと向かって右か、そのまま真っ直ぐ前進させるより難易度の高い ラインを選ぶ機会が多いのですが、リハビリ中ということもあるので、ここはまた揺り返しステアを使ってもらいながら少しずつ左へ行って もらい、リアタイヤが斜面を登って、より安定して抜けれるラインを選択してもらいます。 やや傾いてますが、ここからは四輪とも接地してますし、重力の助けも借りれるので向かって 左にラクに抜けれます。今までみたいに登れないときは少し下がって、勢いをつけて何度もトライする・・というのもいいのでしょうが、 それだと繊細な操作というのはおぼつきませんし、また転倒する恐れもあるかもしれませんね。今まで以上に繊細な操作が身に付ければ 車の能力もより多く引き出すことが出来るハズだと思ってます、それもなるべく車に負担を掛けずに。 その後をBJモンスターおがわさんも走ってます。
細かくラインを修整してますが、いわゆる「揺り返しステア」というのは使ってません。 溝を又越すラインでスルッと通過。先日初めてこのBJに乗させてもらいましたが、50倍に 減速されたこの車は自分の車では考えられないほどトロトロと走れます。対角線にタイヤを浮かせたままでクラッチを繋げていると「ガタガタ ガタ」酷いジャダーが起るので自分にとっては乗り難くかったですね。これまた後日サスを組み替え予定だとか。 向かって左がNGコケたん@PZJ70。右が特攻係長@HZJ70。つい最近までNGコケたん の車がガンメタで、係長の車が白だったので、丁度車の色が入れ替わりましたね。えっと、特攻係長の車もリアサスがビックリするほど板の 数が少ないので、後日組み換え予定だとか。向かって左のNGコケたんの車も後日トランスファー載せ換え予定だとか。皆、することが結構 多いですね。また走り込みしましょう。



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