自分流悪路走破考察


レスキュー用品 2

[2002-11-22]

 なんやかんやでこの「自分流」の殴り書きも早や30ページ目を迎える。読み返してみると我なが らなんともアクが強い(^^;)。こんなにアホな主張をしていて、よく反撃が来ないな〜とちょっと 感心してます。ちょっと前までは辛口な人が集う板に出入りしていたので、迂闊なことを書くと その後の反撃は、それはそれは凄いものがありましたが・・・。当方が勘違いしていることもあると 思いますので、どしどし「それはオカシイやろ!」というのがありましたら反撃して下さいませ。

 さて前置きはこのくらいにして、今回はハイリフトジャッキの具体的な操作方法を主にレポート してみたいと思います。四駆乗りにはポピュラーな道具ですが、四駆で遊んでいる方以外では、 よっぽどのことがないとハイリの使い方や限界、購入方法などを知る機会はないでしょう。四駆で 遊んでいる方は「な〜んだ、そんな当たり前のこと書いて」と思われるかもしれませんが、そういう 方は見なくて結構です。

 下の方で俗に「尺取虫戦法」と呼ばれるハイリフトジャッキを使った牽引法を出してますが、 これはあくまでも次善の策だと思っておいてください。もし牽引中にハイリフトジャッキが壊れた りしたら大事故に繋がるかもしれないからです。とりあえず「こんなことも出来る」ということで。 ハイリフトジャッキは非常に使えるツールですが、数ある四駆用のレスキューツールでも危険度の 高いツールです。使われるときは安全に気を配って下さい。なお尺取虫戦法で要るツールはトウ ロープ2本、S字フック2個、ワイヤー1本、ワイヤークリップ1個、それとハイリフトジャッキ です。今回の紹介ではハイリフトジャッキのフックに直接トウロープを引っ掛けてますが、過重が 抜けた途端に外れると、とてつもなく危険ですので、なんらかの方法で簡単には外れない工夫が要る と思われます。何度も書きますが、これは次善の策程度で考えておいて下さい。過負荷がかかると シェアピンが飛ぶだけで動かなくなるチルホールなどと違い、一気にぶっ飛びますのでとてつもなく 危険です。「どうしてもこれしか手段が無い」という時にだけ使うようにしてください。それでも こういう使い方も知らないと知っているでは、クロカンで出来ることの幅が随分と違ってくると 思います。皆さんも一度、練習なりとしてみてはいかがでしょうか。

 購入方法ですが、僕の場合は静岡の某ショップで通販にて購入しました。価格は12000円程度 だったと思うのですが、忘れました(汗)。国産のハイリなんかもありますし、購入手段はそれこそ まだまだ沢山あるはずです。四駆に乗られてない方もお一ついかがでしょうか?災害現場で何かの 役に立つかもしれません・・・

ハイリのフックをここまで持ち上げてやる。しっかり掛かる処に 当ててやるのだが、ジャッキが真っ直ぐになってなかったり、掛ける処の強度が不足していたり 不安定な場所だったりすると持ち上げている最中などに傾いてきたり(最悪折れ曲がったり)、クルマ が倒れてきます 右手でレバーを支えながら左手で切り替えレバーを上に切り替えます 切り替えレバーを「カッチャ!」というまで持ち上げる。過重は 掛かってないのでここはそれほど固くない     拡大図
体重を掛ける要領でレバーを下に下げるとフックが上がり、対象 物が持ち上がる。シングルアクションなので、レバーを上げる時は力は要らない レバーを下げると 下のピンが入って そこを軸に上側のユニットが持ち上がる。持ち上げるのはこの 作業の繰り返しとなります
レバーの上下を繰り返して持ち上げていきます    拡大図 下げる作業は、まず切り替えレバーを下げて解除してやります 固いのでよくハンマーを使ったりしてますが、悪い見本ですが 脚で蹴って解除
ここからが要注意!レバーを下げて上のピンが抜けた途端に・・・ 上のピンが抜けた瞬間の図 レバーが上に跳ね上がる! この時、よくレバーとジャッキとの間で手を挟んだり、跳ね上がって きたレバーでアゴや頭を割る人が出る。かく言う僕も手を挟んで内出血したことがある。くれぐれも 皮手袋は着けて作業して下さい
レバーを下げるには力は要らないが(最後で少し力が要るが) 上のピンが抜けた途端にレバーが上に跳ね上がる 過重が抜けるとフックが下にゴトッ!と落ちて行くのでこれでも よく下にある脚をぶつけて痛い目にあう。安全靴が欲しいところだ ハイリフトジャッキ全体図。重さは14kgからあるので持って フィールドを行ったり来たりするのは体力勝負となる。でもせめてクロカンするならこの程度の ツールは各自で持っておいてもらいたい。ハイリは消耗品だ
「尺取虫戦法」で不可欠のワイヤークリップ。これみたいにテコの 原理でワイヤーをロックさせるタイプの他に、スライドしてワイヤーを挟み込んでロックさせるもの などもある。どちらもワイヤーは非常に痛みますので、要らなくなったワイヤーなどを使うのがよい でしょう 分解するとこうなります。穴の位置が微妙なので、反対側に組むと ピンと穴の位置が合わないという親切設計 こういう感じで使います。見難いですが、フックの先に直接トウ ロープを通している。チルホールと違い、シングルアクションなので、牽く時だけ力が要る。 斜面で引っ張り上げるときなどではチルより牽きやすい事が多い。 ハイリのストロークは短いので、ワイヤークリップでワイヤーの 長さを調整しながら牽くことになります(それで尺取虫という名前が付いた)。ワイヤークリップは 止めれる向きは決まってます。逆向きだとワイヤーを止めておくことは出来ません。



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