自分流悪路走破考察
ドアの無いＰＺＪ７０幌
[2002-08-25]
随分古い画像ですがこの通りクロカンするときは運転席側はドアがありません。 純正のドアヒンジを加工しているだけなので、費用はステンレスのボルト4本・左右で５００円程度。 右側が私ですが、左のあやしい方は年齢不詳の某教師です（失礼！） 
ドアを外していると当然寒い時は寒く、暑い時は暑い。寒い時はヒーターを 効かせていつもより厚着していれば問題ないし、暑い時は飲むものをしっかり用意しておいて、這わ ないときにクーラーを効かせれば問題ない。行き帰りはドアを付けるので、最初からドアが無いクルマ やクーラーやヒーターが無かったり弱いクルマに比べたら格段に快適である。 |
ドアをクロカン時だけ外してする様になったキッカケは、自分の車両感覚の無さをどうにかして
埋める為でした。下が土の場所だったり、岩場でも１つを越えるだけなどの場合はそれほど苦になら
ないのですが、延々続くような岩場だったりするととたんに引っかかりまくって「あ〜、なんてヘタ
なんだ〜！」と嘆くことが多い時期がありました。岩場で引っかかりまくるのは、@リーフがアンダー
スラングでスプリングシートがリーフの下にあって引っかかりやすい Aリーフ車はシャックルや
リーフスプリングのピボットがどうしても引っかかりやすい Bジムニー、ジープなどに比べて
やや大きいのでクルマの端辺りまで把握しにくい CＰＺＪ７０はエンジンに粘りがなかったり、
ギア比も高いのでクローリングがしにくい などなど言い出せばなんとでも言い訳は出来るの
ですが、それだけじゃなさそうなので可能な限り懐に優しく対策することにしました。 ７０幌でドアを外してクロカンしているのを僕以外ではまだ見た事ありませんが、格好が良いか どうかはこの際置いておいて利点を書いてみます。@７０系のドアは１つで約２５ｋｇもある、 左右のドアを外しただけで５０ｋｇもの軽量化が出来る。 A運転席からちょっとクビをかしげた だけで右前のタイヤの動きを観察出来る。 B同じく右後ろタイヤの状態もミラーなどを介さず 直接観察しやすい C傾いた地形などでクルマに乗り降りが非常にしやすい D地面がすぐそこに 見えているお陰で自分の車がその地形のどこにいるのか実感しやすい E最初からドアが無いので クロカンで潰す心配がない などなどあると思います。 反面、不利な面では @７０系でドアを外すのは格好が悪い（とたまに言われる）。 Aクロカン でいちいち重いドアを付け外しするのは面倒臭い。 Bコケた時などのボディへのダメージが大きく なる。 C藪の中に突っ込んだ時などに運転手がボロボロになる。 Dコケた時など、運転手を守る 盾になるものがなくなる などでしょうか。@に関しては、最初からドア無しでのデザインを考えて いるとは思えないので格好悪くて当たり前ですね。機能が格好に優先すると思ってます。Aに関して は、ジムニーやジープ、４０幌の幌ドアほどではありませんが、ステンレスのピンを上下ヒンジに 差し込むだけなので、左右のドアの脱着はものの数分も掛かりません。それでも面倒な人はしなくて 結構です。Bに関してはまともなロールケージを入れることである程度対応可能です。うちのロール ケージはまともじゃないので転倒時に潰れてきてインパネを破壊してくれました（笑）。Cに関して は、ゴツい服や皮手袋をしていれば問題なしです。Dが一番の問題ですが、これがあるのでオンロー ドでは重たい鉄ドアを付けています。子供が乗っている時はクロカン時でも助手席側は外しません。 また、転倒やクロカンに慣れてない方がドアを外すことも非常に危険ですので、僕はなるべく人に 勧めない様にしています。 転倒時に手を出したりするチョンボをしない自信が付いたので（実際コケても手を出した事ありま せんし）、ドアを外してクロカンしてます。ドア有りのクルマしか知らない方はどのくらいの効果が あるかはやってみないとわからないと思いますが、一度、あの重たいドアを持ってみて下さい。 「こんなん２枚以上も付けてクロカンしてるのか〜？」と思われるかもしれません。
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