自分流悪路走破考察


”転 倒” の定義

[2002-08-27]

はまっちまった・・
自分としては攻めているつもりでも、他人からみたら「何考えてあんな ライン走ってるんだろう?」と思われることも多い。それでもスタックもせずにスルスルと走って いれば格好良いのだが、不用意にスタックしてしまったらなるべく早く脱出しよう。格好悪いから。


スタコラサッサ
スタコラサッサと脱出するの図。
 よく人から転倒の回数を聞かれるが実に寂しいものである(笑)。数年前までは転倒したことが ないのが唯一の誇りであったはずなのだが知らぬ間に片手で数えれない程になっている(?)。まあ それでも、今まで他人に起こしてもらったり自走して帰れる様に修理してもらったのは、3回だけで、 後はこっそりと内密に処理している。そう考えると転倒歴は3回だけなのかなぁ?そういうことにしと こっと。

 冗談はさておき、好き好んで転倒する人はいないと思いますが、クロカンには転倒ってのはやはり ツキモノだと思います。安全マージンをたっぷりとったクロカンも1つのスタイルですが、僕には 向かないので同じ転倒でも人に迷惑を掛けなかったり、自走で帰るのに支障をきたさない程度なら それほど目くじらを立てる必要は無いと思ってます。V字溝やモーグルなどでちょっと寄りかかった 程度の転倒などではボディに泥が付いた程度で済むこともままありますが、立ち木に寄りかかったり 岩に貼り付いてしまった方が遥かにダメージが大きい場合もあります。また「転倒」という苦い経験 も将来起こりうる自分や他人の転倒時の対応などにも、その経験を生かすことが出来るかもしれません。 むしろ恥ずべきことがあるとしたら、自分が経験不足の為に他人の手を借りねばならなかったり、 自分の想定していたラインをトレース出来ずに転倒させてしまったヘタクソな腕だったり、転倒する かもしれないと読みきれなかった自分の眼力の無さや判断力の無さでしょう。

 僕は転倒っていうのは自分の力だけで起き上がっていれば転倒には含まないと思ってます。4/4 回転(つまり一回転して元通り)したことがありますが、エンジンルームが潰れてエンジンを掛けれ なくなって他人の手を貸してもらってなんとか自走可能にしてもらった苦い経験がありますが、これ なんかも道具がそろっていれば他人に迷惑をかけずにそのままクロカンを続けれた訳です。トライア ルで転倒したときも時間の制約があるので引っ張られるに任せてましたが、これなんかも非常に情け 無いことですね。実際のクロカンで単独行している時に転倒しても自分以外に誰も手助けしてくれる わけじゃないですから。

 自分独りでなにからなにまで処理するにはいろいろと考えることが多いと思います。まず転倒する 可能性のある処を攻めるなら、自分独りの能力ですぐ起き上がれるかどうか?を見極める必要も出て くる訳です。アンカーになる物が近くにない場合は、あらゆる手段を用いてアンカーを作らなければ なりませんし、その分転倒している時間も長くなるので、起き上がった後の処理が出来るのか?まで 考える必要もあると思います。具体的にいうと転倒してもバッテリーはもつのか?とか、電動ウインチ が無いならチルホールやハンドウインチなどの牽引具があるのか?とか、長時間転倒していたら当然 エンジンオイルが無くなるかもしれないけど、予備があるのか?とか、オイルハンマーにならない様に グロープラグを外す工具(12mmディープソケット)などがあるのか?などなど、あらかじめ用意 しておかなければいけないことも沢山あります。でもそこらへんの準備ってのはやっぱり必要じゃない かなと思ってます。まあクロカンの目的は人それぞれで、どこを目指してクロカンしているか?は 人によって随分と違うので一概に言えないかもしれませんが、自分としては誰の手も借りないクロカン の方がコケたりスタックしただけで安直に人の手を借りている人よりは格好良く見えるのです。反対 に人がコケたりスタックしたら喜んで手を貸してますが、感謝されて嬉しいとか、絶好の口撃のチャ ンスであるとかいうのもあるかもしれませんが、自分自身の経験値を溜める為という打算が働いてい るのも事実です。

 

 



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