自分流悪路走破考察


ちょっと大きめのV字溝の遊び方 (その2)

[2002-08-20]

V字溝降り
これはちょっと極端なV字溝の降り。子供が隣で寝ているので危ない走り をしないというのが課題。


V字
いろいろなラインが楽しめるV字溝だったが、なにぶんこの日は雨が凄くて 登れるラインは随分と限られてました。コケた時、アンカーになるものも半径100mは何もない のも欠点。
さて前回の続きです。前回は「いかにして前進させるか?」に重きを置いていたので、今回は別の 方法で遊ぶ方法を書いてみます。まず車に乗らずに地形を見て、自分の車をV字溝に入れた時に どのラインなら技を全く使わずに対角線スタックせずに横切れるかを想像してみて下さい。出来る だけ走破しにくいラインがいいです。次にそのラインをトレースします。さて、上手く自分が 想像していた通りに通過出来たでしょうか?自分の想像と少しでもかけ離れていたら、その隙間が 埋まるまで何度も試して下さい。1つの場所でイメージ通りの走りが出来るようになったら、また別 の場所でも同じ事を繰り返します。パッと地形を見て、「このラインが一番走破しにくそうだ」と 判り始めたらしめたもんです。

次はV字溝の片方の斜面をキャンバーにみたてて遊んでみます。キャンバーの角度はそれぞれの車 が安定して張り付けれる角度がいいと思いますので、30〜40度前後でしょうか。まずは最初 から溝の底にタイヤを落としてみます。これは非常に簡単です。またコケてもダメージの少ないV 字溝というのも練習にはもってこいです。次にちょっと高い位置からV字溝の底まで車を横滑りさせ ながら落としてみます。いきなり高い位置からズルズルと落としたらコケる恐れもありますので、最 初は少なめにするのがいいでしょう。慣れてきたら、どんどん高い位置から滑らせてみてください。 走り終わったら、車から降りてその地形の角度をしっかり覚えておくと、次からその角度の地形なら どこでも安定して走れるハズです。

さらに次はいわゆる「パオ〜ン」の練習です。実は横向きに斜面に張り付くより簡単な三点接地も 知らない人が見ると「凄い!」と思うみたいですが、リカバリーがし易い三点接地よりキャンバーで の張り付きの方が難易度は遥かに上です。まあ「パオーン状態」も慣れている人とそうでない人では、 1輪が高々と持ち上がった瞬間の精神的な動揺が見ていて全く違うので、これも普段から練習してお いた方が良いでしょう。さて練習法ですが、最初から「最も足が高々と上がるラインはどれかな?」 とラインを読んで走ってもよいのですがリスクも高いので最初は少しの高低差が出来る程度の処から 少しずつ難易度が上がる角度に調整していくのが良いでしょう。また、ある程度の処で慣れてきたら 今度は進入速度を少し上げてみましょう。ゆっくり進入すればどうってことない高低差も少しスピー ドを上げて進入しただけでビックリするほど車がユラユラと動揺するハズです。これも何度も同じ事 を繰り返していけば慣れれます。右前輪を落とすのが終わったら、今度は左前輪。次は後ろのタイヤ ・・と何度も繰り返し遊んでみましょう。走り終わったら、車から降りてその地形の高低差をしっか りと記憶しておきましょう。次からは一発で最も難易度の高いラインを見極められるハズです。僕は 才能が無いのでなかなか出来ませんが(笑)。

V字溝といえば、「叉越していかにタイアを溝の底に落とさない様にするか?」だけを注意して走る 人が多いと思います。これだけだと何度か行ったり来たりしたら終わってしまいますが、僕の方法な ら1つのV字溝でほぼ1日遊んでいたり出来る訳です。まあ、多少はコケたりするリスクもあります ので、遊ぶ時には自車を起こし易い様なアンカーになるものが多い場所をオススメします。



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