自分流悪路走破考察


環境面では悪者のディーゼル車

[2002-09-01]


 僕もディーゼルを所有するようになって初めて環境問題を気にするようになったのですが、残念な がら僕のクルマに対する要求を満たそうとしたら、今の日本の現状ではとてもガソリン車に替えたり、 ましてや低排ガス規制クリアのクルマやハイブリッド車、EV車などは使えないです。10年以上維 持するのが難しいなんてクルマはかえって環境に優しくないんじゃないの?なんて思ってるので乗り 換えに気が進まない訳です。たとえ新車時には非常に排ガスが綺麗でも、それが低コストで、信頼性が 高いまま維持出来るのは何年なんですか?と聞かれて困るのはメーカーですよね。例えば某ハイブリ ッド車のバッテリーなどは4〜5年に1度は交換しなければならないといいますが、その処分代たる やベラボウです。僕から見たら乗用車の形をしているだけでノーサンキューです。エンジンルームや 足回りがあまりにもゴチャついていて、とてもメンテしようなどとは思えない造りの物が大半です。 とても今の新車でメンテ性や維持コストを考えていると思われる乗用車タイプのクルマがあるように は思えません。

 ディーゼルでも乗り方やメンテなどに気をつけてやればエンジン自体の耐久性は遥かに上なんで、 結果それほど環境面では悲観したもんじゃないのでは?と思っています。車の寿命が短くて喜ぶのは メーカーや国くらいなもんでしょう。まぁ、それでも免罪符になるわけではないので、ディーゼル車 が少しでも重い物を運ぶのに有利だという利点を活かせてやれれば・・と思っていろいろと活動して いるというのもあります。(詳しくはNo.3「クロカンを続ける原動力」を見てください)

 軽油の質を欧州並に良くしたら、環境面で悪く言われるのはかえってガソリンの方になるハズです が(熱運動変換量がディーゼルの方が遥かに上だったり、エンジンの耐久性の面で差があったり、残 りの埋没量が軽油の方が遥かに多いから)、すでにディーゼルは欧州で高い評価を得ていますが、 軽油の質を欧州並にしようとすると随分と割高になるので(北海産の軽油の方が中近東産より硫黄分 が少ない)、そこらへんまで対応出来るのは行政しかありません。メーカーにまで働きかけるという 面からも、僕らももっと行政に訴えていければイイですね。

 また僕らディーゼル乗りも、もっと積極的に「ディーゼルでも、いやディーゼルだからこそ、ここ まで出来るんや!」というのを示していく義務はあるでしょう。



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