自分流悪路走破考察


屑 鉄 号

[2002-09-03]

逆転防止冶具
金をかけない小改良の一例。リアシャックルは少々長いデューンのタイプA を長年がまんして使っている。以前から岩場を走っていてよくリアシャックルをひっくり返してしま ってUボルトやセンターボルトにダメージを負って苦労することが多かった。フロントシャックルは 元々逆転防止形状しているので問題なかったので、リアを逆転しないように対策してみた。ホーム センターなどで売っている部材を1000円分ほど買ってきて付けただけだが、これでも十分逆転 防止になっている。わざわざシャックルを買うことを思えば安上がり。ちなみに見難いかもしれない が、シャックルの内側だけゴムブッシュの耳の部分を二重にしていれている。この分だけ余計にたわ んで脚の動きが良くなったかどうかは定かではない(笑)。


直結ハブ
BJ41V(前期)から貰ってきたソリッドハブフランジ。これまた岩場とか V字溝でフリーハブのダイヤルが勝手にフリーになって泣けた経験が多かったので「それなら直結で エエわ!」ということで付けてみました。CVやデフが壊れた時は困るだろうが、まだ壊れてない。 壊れても取って軍手でもかぶせておけば家に帰るのには問題ありません。この画像ではホイルは純正 テッチンであるが、これで岩場を走っていて何度もチューブのバルブが飛んでいって泣けたので、 ホイルはブラVの6.5JJを愛用している。バルブが中心線に向けて生えているのでバルブを地形 に干渉する心配がないので愛用されている方は僕以外でも多い。


水噴射器
ウォッシャー液をそのままラジエターとエアコンのコンデンサーのコアに かけてやって冷却するものを廃材を使って付けてみました。ラジエターとボディとの間の黒いホー スに適度に穴を空けた物を通しているだけである(ちょっと見にくいかな?)。これでは写ってない が、パワステの配管にも水がかかるようになっている。こんな程度でどのくらい効果があるのかは 分からないが、暑い時期にクロカンしていたらビックリするほどエンジンルームに熱がこもっている こともあるので多少なりとも冷やせたらラッキー。さらに分岐させてウインチのモーターにも水 スプレーをかけてやるというのも案外良いかもしれない。
 先日、岡山市南東部の総合防災訓練にRB(レスキューサポート・バイクネットワーク)岡山さんの お誘いで見に行ってきました。RB岡山さんが訓練に参加されていたのですが、どうやら来年は僕の クルマもそれに参加させてもらうことになりそうな雰囲気である。嬉しい反面「あんなボコ車を出し てRBさんが顰蹙を買わないかなぁ?」と少々不安である。乗り換えはムリなので多少なりとも板金 しようか?などと思うが、それも時間的・金銭的制約があるので、部分的に波板でも張って誤魔化 してやろうか?などと思案中です。

 話は変わって、たまに僕の70幌(屑鉄号)は「ご存知・・」とか「言わずと知れた・・」と 紹介される。あまり有名になりたくないし、良い意味で有名な訳では無いので、恥ずかしい限りなの だが、こればっかりは懐具合が治らない限り、クルマの外観も治らないので今となっては半分以上 諦めの心境です。あと数年して四十歳台にでもなれば孔子が言うように「四十にして惑わず」の心境 になるのかどうかは判らない。どこまで悪評を振りまいているか判りませんが、まあクルマの外観が ああいう状態の時しか出来ないことも多いし、ああなったおかげで得た技能というのもある、と信じ たい。

 何年か前のCCV誌で、転倒したのが記事になって「こうなってしまっては頑丈さだけが取り得の ランクルもただの屑鉄か?」(多分こんな文だったと思う)と書かれたことがあったので屑鉄を名乗 りだしたのが屑鉄号の名の由来です。今ではすっかり愛着のある名前になっているが、それだからと いってわざとクルマを鉄くず同然に維持する努力をしているとか、わざと汚いままで放っておいてい るわけではない。かみさんからも悪口を言われますし、会社でもあの車のおかげで散々と辛酸を舐め てきているし、若い女の子からも見向きもされないので僕としては少々辛い処なのだ。最近でいうと、 多少なりとも綺麗に見せてやれ、ということで、後ろ半分のボディを元の色である純白に塗ってみた。 もちろん塗料を無駄にしたくないので刷毛塗りである。言い忘れたが、ボディの前半分は最初の転倒 の影響で殆ど潰れていたのでBJ70のベージュ色の物と交換しているが、今回はどうしてもベー ジュが合成出来なかったので仕方なくフェンダーと右ドアのみを白に塗り替えた。結果的におかしな ツートンカラーになってしまっているが、RBさんと行動を伴にする機会が増えるから、RBさんの メインカラーである赤にボンネットなりとも塗り替えてやろうか?これは半分冗談である。

 外観を綺麗に見せる努力としては他にも、例えばフロントのタイヤハウスの中をゴッソリと切って やっている。見えない処なので一見関係なさそうに思えるかもしれないが、70系のフロントフェン ダーを板金してみた方ならご存知だろう、70系のフロントフェンダーをバラすのは非常に困難を 伴う。フェンダーだけを外すのに、下手したら一時間近くもかかってしまうことがあるが、僕のは タイヤハウスを縦にザックリと切ってやっているので、フェンダーの脱着は非常にラクである。40 系やジープ並とはいかないにしても、そういう板金のしやすさもクロカンでの能力の一部だと思う。 タイヤハウスを切ったのはもうひとつ訳がある。少々、タイヤの縮側を大きく取れるようにしたので タイヤのショルダーがタイヤハウスをガリガリ削るようになったので切ったというのが理由です。

 タイヤハウスを切ってやったのにはもうひとつ利点があった、長時間運転している際にエンジン ルーム内が以前ほど暑くならないのである。クルマの舳先にでっかいウインチを搭載するようになっ て、高速道路などを走っていたら運転席に乗っていてもミッションの辺りが異常に熱くなってきて ビックリしたが、今はそれほどでも無くなった。ちょっと前まで、ボンネットに必要以上に大きい穴 を空けたり、空気取り入れ口を付けるのが流行ったが、そんなことをしなくてもエンジンルーム内の 温度を下げるのはいくらでも手があるんやなぁと妙に感心してしまいました。今年はさらにラジエター とエアコンのコンデンサーとパワステの配管に水シャワーを付けてみました。ウインドウォッシャー のホースを分岐させただけで費用はタダなのだが、キモチ、エアコンの効きも良い様に感じた。 今年はクロカン時などのラジエターに風を当てれない時などに多用させてもらった。冬になって要らな くなったらバルブを閉めればいい。

 とまあ、そんな感じで金と手間をかけない様に工夫して遊ばせてもらっている。悪いところも一杯 あるし、見てくれもあんなだが僕にしてみれば良い相棒である。あと10年くらいは「クロカン現役」 であってくれることを望みます。



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