自分流悪路走破考察


バ ッ テ リ ー

[2002-09-09]

オプティマ

ご存知オプティマのイエロートップ。ディープサイクルらしく何度も充放電を繰り返す使い方 をしても性能劣化が少ないらしい。完全放電からの回復も早いらしい。車での充電はこのバッ テリーの性能を完全に使いきれないので専用の充電器があった方がよいらしい。「らしい」を 連発するのは、僕の専門外のことで詳しいことは噂以上に知らないから(失礼!)。バッテリー の丈が短いので、庭に転がっていた木を切って挟んでいるあたりが僕の性格を現している。


セルモーター

下の方に見えるのがセルモーター。ここまでスカスカのエンジンだと交換作業もラク。僕の場合で も一時間もあれば交換作業は片付けまで完了した。あまり良い事がないとされる分配型の燃料噴射 ポンプもこういう時は小さくて楽だ。その上にあるシルバーの円筒形の物体はオイルフィルター。 6気筒入るエンジンルームに5気筒分しか詰め込んでないので、人によれば長いだけ無駄なボンネ ットだが、整備性を優先させるなら悪い造りではないのかもしれません。

 あまり金を掛けて改造したことは無いが、おそらく単品で買うと恐ろしく高いバッテリーを 搭載している。クロカン乗りにはもはやスタンダードだが、オプティマのイエロートップである。 提供して頂いた方の名前をあげてもいいものか悩むが、一応ここでは名前を伏せさせて頂く。 提供というからにはタダである。それまでバッテリーでは痛い目に遭っていたことが多いので これは非常にありがたかった。最初にバッテリーで「やられた」のは最初のロクマルを某四駆 ショップでオーバーフェンダーの撤去をお願いした時のことだった。ボディにリベット留めして いるオーバーフェンダーだったので、ドリルで頭を揉んでリベットを抜くのだが、四駆に乗って 間もなかった当時はまだ自分で簡単なことは自分でするという至極当たり前の感覚が薄くて、 そんなたわいないことでもショップに持ち込んでいたものだ。バーフェンの撤去に邪魔になる バッテリーを店の人がどかせておいたのだが、バッテリーの端子を固定するのを忘れていて、 帰りの2号線バイパスで突然、バッテリーが炸裂。夜道を電装品が全てイカレて死ぬかと思った。 当然、後日クレームをつけたが、知らぬ存ぜぬを押し通されて弁償どころか謝罪すらなかった。 この店は岡山県でも有数の四駆の専門店だが、当時はそんなこともまかり通っていたらしい。 いまだにこの店は倒れずに続いているが、単に店員の対応が悪かっただけなのかもしれない。 (その店員は随分前に辞めている)

 バッテリーが老朽化してエンジンがかからなくなったという下らないトラブルはこの際置いて おいて、次の悩みはクルマが傾いた時にバッテリー液が漏れて、エンジンルーム内をギタギタに してしまうことだった。自分の車はバッテリーに空いている穴を、要らなくなったクリーニング ペーパーである程度塞いでいたので、液が直接エンジンルーム内にかかって赤錆だらけにはならな かったが、今つけているベージュのフェンダーは付ける前にバッテリー液で出来た錆を徹底的に 落として取り付けている。

 そんな訳で転倒しても液漏れしないオプティマの提供を受けた時は非常に嬉しかった。搭載には 多少、バッテリーのケーブルを延長とか、バッテリーの丈が低いので加工が必要だったが、それほ ど問題はない。当時付けていたバッテリーは搭載後1年も経ってなくて、それはいまだにBJ74 Vで使われているので、70幌に付いていた時はそれほど性能的にも劣化してなかったハズだが、 オプティマに交換してエンジンをかけてみてビックリ、セルの音が鋭いのだ。内部抵抗が少ないと かなんとかいう専門的なことは分かりませんが、バッテリーの充電容量が小さいのにそのような性能 の差があるとは知りませんでした。オプティマ搭載後、しばらくゴキゲンで走ってましたが、一ヶ月 も経たないある日、クロカンをしに47という処に行く最中に銀行に寄ってお金を下ろして車のエン ジンをかけたところ、セルが廻りっぱなしになって、何をやってもセルが停まらなくなってしまいま した。後で桔梗屋さんに教えてもらったのだが、あまりにも長時間その状態が続くと、セルモーター 、バッテリーを始め、フライホイールまでがイカレると聞きました。その時は強制的にハイレンジの オーバードライブでギアを一気に繋いだらエンストしてくれて、次にエンジンを掛けたときには普通 に戻ってくれたので、いつもどおりにクロカンしてそのまま家まで帰りました。でもエンストしたが もう一度エンジンをかけないといけないので、クロカン中にエンストさせないように気を遣いました。

 もう一つ、1PZを持っているのでそこからセルを取り外してきてそのまま取り付けてまずは 一件落着か?と思ってましたが、また一ヶ月と経たない間にまたセルが飛び込んだまま戻ってこな い現象が起こってしまいました。今回は外しておいたセルにプランジャーとコンタクトプレート やスプリングを新品交換しておいて、可能な限りグリスアップしておいたのでまた交換して事なき を得ましたが、新品で届いたコンタクトプレートを見たら、今まで付いていた物とは形状が違う ことに気が付いた。プランジャーの方は変わりが見当たりませんでしたが、コンタクトプレートの プランジャーに当たる面積が1.5倍は大きくなっている。つまり、1PZや1HZで(また おそらく1HD−Tあたりでも)プランジャーとコンタクトプレートが焼きついてセルが戻らない トラブルがあったので、メーカーがこっそりと対策していたのだろうと推測される。こんな肝心な 情報をユーザーに流さないメーカーって一体なんなんか?と思いますねぇ(怒)。またしても余談 になるが、PTOウインチも付いていない僕のPZJ70ではセルの交換が非常にラクである。 バッテリーを外す程度でほとんど何事もなくセルを外すことが出来た。試しにBJ74Vでも メンテしてやろうか?と思ったことがあるが、PTOのシャフトが邪魔だったりゴチャゴチャと 邪魔な物が多いので取り外すのが面倒になって辞めたことがある。あまりにも何度もセルが飛び込ん だままで戻らないことが多いのなら、プランジャーに紐でも取り付けておいて、引っ張ったら強制 的に戻る様なシカケをしてよろうか?とも思いましたが、結局新品の対策品を入れて二度とあの現象 は出てないのでそのままにしてます。

 おそらくオプティマを使っているユーザーでも僕はヘビーユーザーになるんじゃなかろうか? と思ってます。粘りの無いエンジンのわりに粘らそうとするのでエンストはよくするし、電動ウイ ンチをフル活用することも多いので、バッテリーにかかる負担は人以上に大きいと思われる。今の処 3年ほど使っていることになるが、5年ほども今の性能を発揮してくれるなら、またイエロートップ を「高い金出して」購入することになるだろう。オプティマを提供して頂いたM氏にはこの場を借り てお礼を言わせて頂きます。果たして意に沿うほど使えたでしょうか?



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