自分流悪路走破考察


腰 痛

[2002-12-27]

 ここ数年、非常に重い物を動かす機会が増えた。遊びの方ではランクルの足回りをバラす時などは 何十キロもあるリーフやホーシングを相手に格闘したり、何tもあるランクルという名のトラックを あろうことか人力で引っ張り上げたりしている。また仕事でも軽量化などクソ食らえとでも言わんば かりな設備を設置することがあるので、運が悪い時は腰痛で動けなくなる時がある。

 話は脱線するが、東欧の某国に出張で行った時は新たに3本のラインを新設した現場に立ち会った。 ただ監督出来る様な立場ではないので、額に汗して設備の位置と高さ調整をする訳だが、自分の工場 と同じ感覚で設備の搬入・設置をする場合はあらかじめ設備のコンベアの高さをある程度調整して おけば設置後の位置・高さ調整もそれほど苦労はないのだが、あちらで同じことをしたら全くバラバ ラな高さになってビックリした。詳しく話を聞いてみれば、日本の工場の様な鉄筋をしっかり組んだ 上に厚いコンクリートを敷いて滑りやすいタイルを綺麗に敷き詰めて・・なんてことはしてなくて、 重機でならした土地にレンガを敷いて、さらにその上に絨毯を敷いているだけなんていう「おいおい マジかよぉ」という床なので波打っていて当たり前なのである。その割にはフラットに見えた。どの 国にも職人というのはいるのだろう。それでも設備を設置するには最悪に近い現場であるには間違い ないので、自分の工場でする作業の数倍の肉体労働を強いられる。さらに悪いことにドイ○人技師と 日本人技師とでは設備の設置(平衡出し)一つをとっても方法が全く違う。最初のうちはドイ○人が 主導でレベル出ししていたのを手伝っていたのだが、やり方がマズくて脚が何本か曲がってしまった。 重量がある為に脚が8本もある設備を3本で自立させたままでレベル出しするんで曲がるのも当然な のだが、気付くのが遅くて何台も脚(1.5mmピッチのネジになっている)が曲がってしまって レベルが出ずに苦戦させられた。また定時が来るとドイ○人は「ああ、終わった」とさっさと帰って しまうので、尻拭いはお人よしの日本人の役目になる(涙)。さらに絨毯地の床面は滑らないので、 テコ棒で少々こじっても設備は思うように動かないのでさらに苦戦させられた。さらに「やっと設置 出来た〜」なんて安心していたら、屋根から吊っている水の噴霧器(工場内が乾燥しない様に設置し ている)から水が漏れていて、設備がビショビショになっているのを発見してしまって、泣く泣く バラして水を拭いた記憶もある。いやぁ〜、なんでもアリですな。

 すっかり腰痛が復活して日本に帰ってからも設備の搬入・設置があったので今年のゴールデンウィ ークの頃には腰痛で動けなくなった。まず整形外科に行ったがせいぜい湿布をくれるだけであまり 効果が無かった。次にマッサージを受けてみたが返って悪化してしまった。少々嫌だったが友達に 鍼灸士がいたので試しに受けてみたら不思議と治ってしまった。痛かったけど(笑)。そういう訳で 図らずしも腰痛持ちの苦痛を味わう機会があったのだが当時は四駆に乗るつもりもそれほどなかった 時期なので「これが原因で四駆に乗れなくなるかも?」という恐怖はなかったが、クラッチを踏むの も苦痛だったのでAT車に乗り換えることも考えた。今ではクロカンを続けたいので腰痛如きで四駆 を降りることは絶対したくない。最近は運の良いことに「重量屋さん」の真似事はする機会は少ない ので、腰痛の復活の心配も少ないのだがあらかじめ対策出来る処はしておいて間違いないだろう。

 前書きが長かったが、前乗っていた車から引き続き使っている物の一つにブリッドのフルバケット シートがある。クロカンを始めた当時から何時間もシートに座りっぱなしになるので軽い腰痛に 悩まされていたのでフルバケットシートに高いコストを掛けることにはそれほど抵抗がなかった。 どのシートにするかは随分悩んだが、どうも外国製品は自分の体型に合わなかったので国産の物に した。国産のシートも厳密にいうとシックリこないので主に腰に当たる部分に高密度スポンジを詰め ている。おかげで長時間座っていると腰が痛くなる前にお尻が痛くなるのだが、これも座面が純正品 と比べると非常に大きい(ふくらはぎに当たる位の長さ)ので、体重の分散には役に立ってくれ ていると思う。恐らく四駆乗りで最も気を付けねばいけない病気が腰痛である。この他にも腰痛対策 ではコルセットだとかオーバスフォーム(笑)などがあるが、出来の悪い純正シートでも工夫次第で いくらでも安上がりに対策出来るハズだ。



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