自分流悪路走破考察


「道具偏重」からの脱却

[2003-09-22]

 2年前にそれまで使っていたパソコンが逝かれたので、その中に残していた物の大半は消失しまし たが、運良くフロッピーに落としていた物もいくらか残っているので「伝家の宝刀」ではそれから 引っ張ってきました。つまり「伝家の宝刀」の文章は3年程前から存在していました。出すかどうか 判りませんが、書き貯めしている文章はあと20程は残ってます。今回はあえてそれほど修正せずに アップしてみました。今とは少し感想が違ってますが、基本的にそれほど差が無いので要らない部分 だけ削除しただけです。

 私は他の四駆に乗る人たちと比べると「腕を上げる」ということに固執していると思うんですが、 これって剣道などの武道やスポーツをしていた人にとってみたら当たり前の感覚じゃないかと思う。 剣道なんかも道具の差は非常に少ないですが、体を鍛えて、技を磨いて、精神を鍛えて・・ ということは非常に拘ってますもんね。そういう世界に長く浸かっていたので私から見たら四駆の 世界は「道具偏重」に思えてしようがないのです。確かにクルマをイジったり、改良したりという のも大事なんでしょうが、最低限度、壊れない・走れる程度に改造さえしてしまえば、あとは極力 腕を鍛えていくという方が私にとっては重要に思えます。社会人になってしまうと、家族や会社が それぞれの肩に乗っかってくるので、人によってはなかなか走りに行けないということもあるで しょうが。

 「鋭い刃」を持ったばかりに、どこも簡単に切れてしまうあまりに自分の腕を見誤るということは 悲しいことです、往々にしてありがちですが。自分のクルマが他車に比べてどこが長所(鋭い刃) なのかを知っていないと、自分のクルマの不利な点ばかり見て「私はこんなに不利なクルマに乗って いるのにこういうことも出来る」と勘違いしてしまうこともあるので注意が必要ですね。自分の クルマの場合だったら、長所としては「惜しげのないボディ」「割と動くフロントサス」「頑丈な 駆動系」「ランクルとしては軽量・低重心」「前後デフロック」などがあります。反対に短所と しては「通勤でも使っているので壊す事は許されない」「2tもある重いボディ」「運転席からの 視界が悪い」「這うのに困難なエンジンと高いギア比(ランクルとしては)」などがあると思います。

 ジムニーやジープなどの自分よりは軽量なクルマが走れなかった処を自分だけ走れたからといって、 必ずしも自分の腕が優れていたとは言えないということです。逆に軽量車なのだが、それほど凝った デバイスなどは付いてないクルマというのは、最大の武器である「軽さ」というのをすでに持ってい るというのを忘れるとこれまた判断基準が狂うことになる。他人と自分で全く同じクルマという のは存在しないでしょうから、剣道などの武道やスポーツなどのイコールコンディションで競う競技 などと比べたら、より他人と自分との違いを常に冷静に分析しておく必要はあるでしょう。でないと 自分に対しても正しい評価はおぼつかないと思います。

 私の場合、クロカンというものを武道の一部だと最近はとらえるようになっていると思う。これも 剣道という武道で言われていることだが、「武道は礼に始まり、礼に終わる」という言葉がある。 「四駆を使ってする、たかが『遊び』でそこまでするか〜?」などと言われそうだが、今のクロカン をしている人で最も足りない処はこの「礼」にあるんじゃないかと思っている。「礼」というから 挨拶だというわけでなく、これには「当然、守るべきモラル」も含んでいると思う。そのうち当然 守るべきモラルについてもクドクドと書きたいと思っているが(笑)、私ごときの行いの悪かった 者がこういうことを書いてもいいものかどうかも悩む。まあそのうち「一般論」としてまとめたい と思う。



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